胃潰瘍と胃がん

胃潰瘍とがんの関係について考えてみましょう。
胃潰瘍の自覚症状がある場合は内視鏡などを使って検査を行います。
その時に胃の細胞を取って、がんの有無を調べることが一般的です。
この時にがん細胞がなければ、通常の胃潰瘍であることが確定しますから、薬による治療が始まることになります。
また、胃潰瘍の症状がない人もいます。
そのような人は人間ドックなどで行われるバリウムの検査で潰瘍が見つかるケースがほとんどです。
バリウムの検査で要再検査となった場合はほとんどが胃カメラを飲むことになります。
これを読んでいる人の中にも毎年のように胃カメラを飲んでいる人がいるのではないでしょうか。
一般的な胃潰瘍は胃の粘膜を胃液が溶かしてしまうものですから、非常な痛みを感じます。
もちろん、胃自体には痛覚がありませんから直接胃が痛むことはないのです。
胃が痙攣することによって胃の周りが痛みを感じると言われています。
自覚症状としては胃潰瘍胃がんは非常に似ています。
胃潰瘍は薬のみで治療することができますが、胃がんはそうはいきません。
したがって、胃の調子がおかしいと感じているのであれば早めに病院で検査をしてもらうことが一番です。
胃がんで自覚症状がある場合はかなり進行していると考えて間違いありません。
だいたいの人は年に1回は検査をしているでしょうから、その時に胃がんは発見されることでしょう。
現代の日本では肺がんの次に死亡率の高いのが胃がんだということです。
いつも胃をいたわった生活をすることが大事なのです。